バラ図鑑・プレジャーガーデン

バラの園芸分類

バラは、バラ科バラ属に分類されます。リンゴやイチゴの果実のなる植物やサクラやウメなどの花木も同じバラ科に属します。 バラの園芸品種は、交配により10万~20万あると言われています。バラの野生種は100種類以上あり、直立性・つる性・這性などがあります。 これらの野生種を使って人為的に育種したものが、現在のオールドローズ、イングリッシュローズ、モダンローズに分類される園芸品種になります。

ワイルドローズとは?

品種改良されていない野生のバラをワイルドローズと言い、原種・野生種・野バラと呼ばれています。 日本は世界的にもバラの自生地として知られていて、ノイバラなどを見かけることができます。

オールドローズとは?

1867年に作出された完全四季咲き品種ハイブリット・ティー種「ラ・フランス」より以前の系統名を持つバラを総称してオールドローズと呼びます。 一季咲き品種が多く、クラシカルな花と原種に近い強健性が人気です。

モダンローズとは?

1867年に作出された完全四季咲き品種ハイブリット・ティー種「ラ・フランス」以降に作出された新しい系統のバラを総称してモダンローズと言います。 18世紀末には、次々と品種改良が進み四季咲き性や紅茶のような香りが新たにもたされまた。1850年頃には、ヨーロッパ各地で品種改良が進み華やかな モダンローズを代表するハイブリット・ティーの第一号「ラ・フランス」が誕生しました。それ以降、バラは四季咲き、大輪、高芯が主流になりました。

イングリッシュローズとは?

イギリスの育種家デビット・オースティン氏によって作出された、オールドローズとモダンローズを交配した新品種群をイングリッシュローズといいます。 オールドローズの上品な花形と素晴らしい芳香を受け継ぎ、モダンローズの四季咲き性と豊富な花色を組み合わせて理想的なバラを育種されてきました。
デビット・オースティン氏が育種した品種「グラハム・トーマス」がとても有名です。